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懐かしい葉山の家

週明けにあるお宅から一本の電話が鳴った。

電話で応対したのは設計の野村で、こんな会話だったと言う。

『葉山の○○と言いますが、中尾建築工房さんはもとは中尾建築さんだった工務店さんでしょうか?
大工さんだった中尾さんの会社?
以前に7〜8年前ほどにリフォームをしてもらったと思うんだけれど。。』

野村は話を聞きながら、私が戻ったら連絡させる事を伝えて電話を切ったらしい。

こんな話を野村から聞いた私は『葉山の○○さん?』と思い返してみた。

そしてすぐにあるお宅が思い浮かんだ。

実はこのお宅、私が大工さんとして独立したばかりのころ、ある会社の下請け大工としてお仕事をさせて頂いたお宅。

葉山独特の高貴な雰囲気を醸し出す家だった事を良く覚えている。

『7〜8年程経ってから電話と言う事は、なにかあったのだろうか。。』

そんな事を思いながら、さっそく電話を掛けさせて頂いた。

『○○さんのお宅でしょうか?
ご無沙汰しております。
中尾です。』

『あ〜、やっぱりそうだった!
いや〜、久しぶり〜♪
元気そうだね〜、家内がインターネットを調べて見つけたんだよ〜
あの頃からホームページとか、一生懸命やっていたけどだいぶ人も増えたみたいだね〜♪』


『○○さん、もしかして以前に工事した所になにか不具合でもありましたか?
もしそうなら伺いますが?』

『いや〜、そうではなくてあの時にやらなかったお風呂場とか洗面室とかが気になって来てね〜
一度、中尾さんに見てもらいたいと思ったんだよ〜』

当時、私は下請けの大工さんでしたが、元請けさんはお金計算だけの会社でリフォームプランは全て私が考えて提案をしていた。

そんな元請けさんに見切りをつけたのか、わざわざ調べて連絡をしてくれたようだ。

早速ご自宅に伺うと、懐かしい光景☆

当時はキッチンや玄関廻りとかもかなりの厳しい条件の中、リフォーム工事を行った。
奥様にもお会いしたけど、とってもお気に入りのキッチンだそう。


そして今回、呼ばれた理由。

それは以前リフォームした際に、昔ながらの造りで造られた浴室に問題があった。

あの時は玄関真横になる浴室廻りの下地を見た所、浴室の土台が炭化していて土台自体が無くなっていた。

元請けさんの提示する価格が高かった事から、あの時は修繕をあきらめたそうだ。

その代わりに土台が無い状態でも、建物が変動しないようにオーダーのアングルを取り付けて変形を防ぐリフォームをしたんだけれど、そろそろお風呂も変えたい事から修繕という訳だ。


私は今でこそ青森ひばという針葉樹の中では、もっとも腐りにくい木材を取り扱っている。

この青森ひばを取り扱うきっかけになったのが、この○○さんのお宅だった。

『こんな風に腐ってしまうのでは、私と同世代の家には向かない。
葉山独特の湿気にも強くて、腐らない土台を最初から使ってあげればこんな事にもならないのに・・・』

そんな想いから青森県は津軽産のもっとも良質なひばを取り寄せる事になったんだ。

あれから7〜8年程の歳月が経った。

中尾建築工房で家を建てたOBのオーナー様との付き合いは、良好に続いている。

これも○○さんのお宅で学びがあったからこそだ。

○○さん、私は○○さんのお陰で葉山の子育て世代を応援する家を造れる様になりました。
今度は私が恩返しをする番ですね。

いろんなパターンがあるとは思いますが、最良の方法を私が提案させて頂きます!

頑張りますよ〜☆

しっかし久しぶりに拝見したお宅は、7〜8年を経過しているとは思えない家でした。
なんだかこういうのって嬉しいですね。
上手くは言えないけど、とにかく連絡を貰えた事が嬉しかった!
新築とかリフォームとかの隔てなく、人に喜んでもらえる仕事って言うのは、やりがいもありますよね☆


日時:2009年5月28日 21:36

コメント(2)

ポーク「いいよね。この話。」
アメ「ほんま。いいね。」
中尾建築工房、やっぱりいいじゃない。
そう、しみじみ思った夜でありました。


アメさん☆

良い話でしたか(笑)
この○○邸はほっんと思い入れが深いのです。

だってこの家を触らせてもらったからこそ、青森へ交渉に言ったり、岩手県の森林連合組合に仲間も出来たんだし。

良いのか悪いのか、どちらにせよ自分を信じて頑張って参りましょう〜!


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